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                                               〜トピックス〜   VOL.24 03.6.27()  

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みんなで防ごう!土砂災害 

            

先週、台風6号が九州地方を襲いました。鹿児島では、梅雨前線の影響もあり、

がけ崩れが、高さ4m、幅9.4mにわたるものや、町道の片側をふさぐといったものなど

合わせて4件発生しました。また、同様に台風の到来とともに活発化した梅雨前線の影響を

受けた宮崎県では、裏山が2度にわたり高さ12m、幅約30m崩壊し住宅が壊れる・

国道448号が串間市市木付近と都井付近で地すべりや土砂崩れのため全面通行止め

になるなどの被害がありました。幸いにも、両県ともに人的被害はありませんでした。

 

梅雨・台風シーズンと豪雨の時期が続きます。それに伴い土砂災害が増えると

予想されます。急傾斜地にお住まいの住民の方々と同様に、急傾斜地で働いている

現場の作業員もいつも危険と隣り合わせです。当研究会のメールマガジンではvol7で

現場で起こった死亡事故について紹介しています。梅雨に起こった事故としては、

◆福井県和泉村:2002.7.4

法枠施工中、法面が崩壊。その直後に同僚を探しにいった作業員に、転落してきた

岩が直撃し死亡。現場付近は前日までの雨で地盤が緩んでいた。

 

 またもや法面事故  

  ◆神奈川県横須賀市:2003.6.14

斜面の補強工事中に土砂が崩壊、崩壊土砂に巻き込まれ作業員1人死亡。

           詳しくは日経コンストラクション2003年6月27日号「ニューズレター」

 

 

このような事故を防ぐ為にも、国交省事故対策委員会は、法面工事における

「法面施工管理技術者資格」の有資格者の配置や、親網設備計画書の作成などの施策を

03年度も引き続き推進しています。しかしながら、法面施工管理技術者資格の認知度は

97%と高いものの、有資格者の配置は36%、親綱設備計画書を作成している

現場は約44%と低いという現状です。委員会では今後、作業員の再教育について積極的に

取り組んでいく必要があると判断しています

 

 我々防災技術者は、危険箇所をなくし、国民に安全で安心できる生活を提供するという

仕事で。このような社会的使命のある仕事をしていく上で、作業中の安全管理を最重要事項と

認識し、徹底していかなければなりません。

 

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  『無水掘工法 副題:ロックアンカー工、ロックボルト工における削孔システム』(『国

土交通省-NETIS』に詳細記載)で施工を行う事により、安全施工、品質の向上、工事

コスト低減34%、工期短縮32%等、ライフサイクルコスト、社会的コスト縮減を実現し、

より良く・より安く・より多く土砂災害を未然に防ぎ、安心して暮らせるまちづくりを目指し

ましょう。

 

【編集室より】

 皆様に数々の貴重なご意見を頂きながら、

vol24をもって当研究会のメールマガジンが1周年を迎えます。

この1年間のご愛読ありがとうございます。

これまで、容量が大きいなどの不備があり、皆様にはご迷惑をおかけしてしまい

誠に申し訳ございませんでした。

7月からは、1回、第2金曜日の配信とさせて頂きます。

通常のメール以外に現場で起きた諸々など皆様のお役に立てる情報があれば、

号外メールを配信させて頂きます。

今後とも当研究会・当メルマガをよろしくお願いいたします。

 

次号は、「〜平成15年度 近畿地整管内技術研究発表会レポート!〜」(仮称)を予定しております。

 

【掲載している写真・資料について】

『メールマガジンバックナンバー』コーナーはこちらからご覧になれます。

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mailma@jos-s.co.jp(新技術普及推進室 メルマガ係)

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