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                                  〜トピックス〜VOL.16 03.2.28(金)
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             公共事業コスト構造改革について考える

 今号では、02.12.20報道発表された国土交通省『公共事業コスト構造改革の数値
目標の設定について』と『コスト構造改革についての検討状況』について考えてみます。

-----------------------------上記表題に至る経緯----------------------------

 平成9年4月4日に策定された「公共工事コスト縮減対策に関する行動指針」に基づき、平成9年度から平成11年度まで工事コスト縮減に取り組んできました。

 この取り込みにおける課題を踏まえ策定された平成12年度以降の「新行動指針」においては、工事コストだけではなく、維持管理コスト及び社会的コストを含めた総合的なコスト縮減を図っていくこととなりました。

 このような背景により、平成14年9月5日、この「新行動計画」に基づく公共工事コスト縮減効果の試算が発表されました。そこで、全国各工事事務所で行われた総合的なコスト縮減施策の中で取り上げられた事例について紹介します。

事例2.無水掘工法活用による交通渋滞緩和対策
                    -【(4)工事における社会的コストの低減】-

 社会的コストについては、中国地方整備局の国道2号勝谷防災工事を対象として、長府トンネル西口付近のコンクリート壁変状抑制工事の足場に、省スペース化が可能な「無水掘工法」を採用した場合の交通渋滞緩和対策で試算をしています。
この場合、工事コストも800万円低減できたうえ、線規制日数が25日以上短縮できたことにより、走行時間コストや走行費用コストが、2400万円低減したと算定(総額3,200万円)されています。さらにCO2の排出抑制による環境負荷低減効果も期待できるとしています。


拡大版はこちらから
⇒〜「新行動計画」に基づく公共工事コスト縮減効果の試算について〜はこちらから
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コスト構造改革の数値目標及び期間

15年度から実施、19年度までに15%の縮減目標

 国土交通省では、これらの観点から具体的な施策内容を盛り込んだ新たなコスト縮減改革の計画を、現在進めている「公共工事コスト縮減対策新行動計画」に代わるものとして15年度から実施する

 考え。現在、「事業のスピードアップ」「設計の最適化」「調達の最適化」の観点から8つの作業部会を設置して具体的な検討を進めている。ここでの成果を年度内にまとめて新たな計画を策定し、所轄す る社会資本整備長期計画を一本化した「社会資本整備重点計画(仮称)」と整合性を図りながら総合的なコスト縮減を進めていく方針だ。

 
コスト構造改革についての検討状況


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02.12.20発表 記事全文はこちらから


 『無水掘工法 副題:ロックアンカー工、ロックボルト工における削孔システム』(『国土

交通省-NETIS』に詳細記載)で施工を行う事により、安全施工、品質の向上、工事コスト低減34%、工期短縮32%ライフサイクルコスト、社会的コスト縮減を実現し、より良く・より安く・より多く土砂災害を未然に防ぎ、安心して暮らせるまちづくりを目指しましょう


【編集室より】

 昨年後半から、コスト構造改革に関する報道資料が多く発表されております。

従来通りの工事コスト縮減でなく、『社会的コスト』、『ライフサイクルコスト』など総合的
なコスト縮減も同等な位置づけで熟孝していく必要性があるといえますね。

15年度からは、こわ〜い会検対象になるのかもしれませんね。


次号は、『〜トピックス〜コスト構造改革の具体的な取り組みについて』(仮称)を予定しております。